年下の王様
入学祝いとして車を買ってもらった斗和の助手席に乗る。
大学生のくせに高そうな車に乗っちゃって。
「ボンボン丸出しだよね」
「だろうな。俺的に乗れりゃあなんでもいいんだけど」
「片桐君も買ってもらったんでしょ?」
「店回してくれたお礼だとか言って母ちゃんがな」
限りなくお金持ちの斗和のお家。
遊吾君と離れたくないって理由から、斗和も片桐君も家を出ない。
一人暮らししようとした片桐君を斗和のご両親が止めたんだとか…。
卒業式にさえ、片桐君の親は顔を出さなかった。
もう和解は不可能とか…。
切ないなぁ~…。
ハンドルを握る斗和を眺めながら焼き肉屋さんに着いた。
「いらっしゃいませ~」
こんなに堂々とデートできてるなんて夢みたいです…。
幸せ…。
「飲むなら飲んでいいぞ」
「じゃあビール!!」
「今日は帰るから。明日店出るし」
「送ってね?」
頷いた斗和はメニューに目を移した。
大学生のくせに高そうな車に乗っちゃって。
「ボンボン丸出しだよね」
「だろうな。俺的に乗れりゃあなんでもいいんだけど」
「片桐君も買ってもらったんでしょ?」
「店回してくれたお礼だとか言って母ちゃんがな」
限りなくお金持ちの斗和のお家。
遊吾君と離れたくないって理由から、斗和も片桐君も家を出ない。
一人暮らししようとした片桐君を斗和のご両親が止めたんだとか…。
卒業式にさえ、片桐君の親は顔を出さなかった。
もう和解は不可能とか…。
切ないなぁ~…。
ハンドルを握る斗和を眺めながら焼き肉屋さんに着いた。
「いらっしゃいませ~」
こんなに堂々とデートできてるなんて夢みたいです…。
幸せ…。
「飲むなら飲んでいいぞ」
「じゃあビール!!」
「今日は帰るから。明日店出るし」
「送ってね?」
頷いた斗和はメニューに目を移した。