年下の王様
初めて知り合いに見つかった…。



なんだかもう恥ずかしくてたまらない…。



「ビックリしてたね…」

「してたな」

「いいの!?アリなの!?なんかまだ悪いことしてる気分…」

「してねぇよ。ほら、早く乗れ」



いたって冷静な斗和。



もう心臓がドッキンドッキン言ってるよぉ…。



「俺が彼氏って名乗ったら不満か?」

「ふ、不満じゃないです…」

「じゃ、問題ねぇな」



助手席に座るあたしに軽くチュッとキスをした…。



嬉しそうだよこの人~!!



いざ見つかるとこんなに動揺するなんて思ってなかった…。



「風邪ひかねぇようにな」

「子供じゃないもん…」

「ガキみてぇなもんだろ。じゃあな」

「オヤスミ…」



家まで送ってくれた斗和が車で去ってった。



現在、あたしの頭の中は結構いっぱいいっぱいです…。



噂になったらなんて言えばいいんだろ~…。



これであたしも教え子に手をだした淫乱教師呼ばわりさ…。



うぁぁぁ~…。



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