年下の王様
マジ気まじぃから…。



「元気…だったか?」

「元気だったと思う?それともバカにしてるのかな?」

「わ、悪かった…」

「なんだっけ?『クソつまんねぇ女だな、お前。飽きたからもういらねぇ』だっけ?」



マジでやっべぇ…。



空気読むどころの騒ぎじゃねぇぞコレ…。



場が凍り付いてんじゃねぇか…。



しかも元カノ、超笑顔っていう…。



「でも斗和は昔よりカッコよくなったね。彼女はいるの?」

「います…」

「そうなんだ。あたしは斗和と別れてからずっとシングル」



あははっと笑う元カノに恐怖すら感じる…。



昔の俺は最低なヤツだったんです!!



申し訳ないです…。



本当に…。



「ごめんなさい…」

「気にしないで?つまらない女でごめんね」

「俺の見る目が間違ってたんだ!!カワイくなったな~、お前」

「斗和君はあたしの名前すら忘れたのかな?」

「わ、忘れてねぇよ!?」

「呼んで?」



忘れたのに呼べるかっ!!



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