年下の王様
なになに!?



猫被る気なの!?



それに理事長もあたしにつけなくたっていいのにぃ~…。



でも斗和と一緒にいれるのはちょっとラッキーかな…。



「どんな人がタイプ!?」

「大人の女、ですかね?」



なんて生徒の質問全てに答える斗和はやっぱり営業スマイルで…。



悔しいけどこんな笑顔今まで見たことないから萌えてしまいます~…。



「じゃあ質問は終わり!!出席とるから静かにね~」

「陽菜ちゃんケチ~」

「質問は休み時間にしてね?じゃあ今日はみんないるかな~」



ドアの前に移動した斗和に、女子生徒はキラキラの目。



あたしの彼氏だよぉ~…。



あたしのなのにぃ~!!



「北川先生、俺行きますね。なにかあるみたいなんで」

「あっ、はい…?」



笑顔で教室を後にした斗和に不思議に思った。



なにもないはずだよね?



なんかあったかな?



そう思ったのは間違いではなくて。



職員室に戻ったら普通に座ってました…。



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