年下の王様
宮君のキーケースに仲間入り…。



なんだか嬉しいなぁ…。



「宮君、今日優しいね」

「そうか?」

「うん、好き」

「そ」



立ち上がった宮君はお風呂へ…。



もうすぐ夏休みだから毎日は会えなくなっちゃうんだろうなぁ…。



後片付けをしながらボヤッとそんなことを考えた。



宮君との関係、誰にも言えないし…。



間違ってることしてるんだよね…。



「陽菜~、シャンプーねぇよ?」

「えっ!?ギャァッ!!そ、そこの棚の上!!」

「センセー、顔真っ赤ですけど?」



だって宮君の裸体っ!!



一応タオル巻いてるけど…。



始めてみた…。



体もセクシー…。



ヤバイヤバイ…。



触ってみたい…。



それから頭の中モヤモヤ…。



あたしもお風呂に入ってソファーでボケー…。



なんであんな魅力的な体してんの…。



「陽菜?」

「はいっ!?」

「いつものやって?」

「いいよ!!」



その声、卑怯…。



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