年下の王様
来てよかった。



なんか無性にカワイイし…。



隣に座る俺に身を預けるようにもたれ掛かって来た陽菜。



超カワイイ…。



「斗和はあたしのなにがいいの?なんで一緒にいるの?」

「知らねぇよ…。気づいたらいた」

「じゃあどこが好き?」

「…………体?」

「えっ…」

「恥ずかしいから教えねぇよバカ!!」

「なにそれ~!?でもちょっと嬉しい…」



好きなとこなんか挙げたらキリねぇよ。



イラッとするとこも同じくらいあるけどな。



こうしてスッポリ収まる小ささもカワイイ…。



「酒まわったかも…」

「ちょっ…な、なぜ?そんな雰囲気だった!?」

「なに?ベッド行きてぇの?」

「違くて、なんでそうなるのかなぁって…」

「歳とってもカワイイ陽菜が悪い」

「カワっ!?ひ、久しぶりに言われた…」



じゃあいただきます。



マンネリなんて言葉は俺達にはないわけで。



でもなんだかただ食いに来たみてぇになったな…。



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