年下の王様
生意気な遊吾を起こしたら次はアイツんとこ。



「Wake up!!」

「It is noisy…」



朝が弱いコイツを起こすのは一苦労…。



布団を剥いで枕を奪ったら放置。



イヤでも寒くて起きんだろ。



で、次。



「陽太~、朝だぞ」

「仕事行きたくねぇ~…」

「じゃあ転職しろ」

「いや、アレは逆に天職だな。よし、頑張ります」



陽太の目覚めはいい。



これで父ちゃんが母ちゃんを起こせばみんな起床。



今日の宮家の朝は完璧だ。



「ありがとう兄ちゃん!!」

「コーヒー牛乳ばっか飲んでたらチビのままだぞ~」

「うまいんだもん。バナナミルクでもいいけど?あっ、今日体育あったんだ!!ジャージどこ!?」



慌ただしいようで、でも清々しくて。



俺の日々はこんな始まり。



そして今日も変わらぬ1日。



陽菜にもなにごともなければいい。



「「いってきまぁす」」

「「いってらっしゃ~い」」



よし、今日も頑張るかっ!!



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