年下の王様
女子校ならいいって言ってくれた斗和。



女の園も何気に怖いんですよ?



でも頑張ってます!!



「結婚…か…」

「したくねぇなら別にいいけど」

「そんなこと言ってないよ」

「乗り気じゃねぇじゃねぇか。ってか帰る」

「ちょっ、斗和!?」



先に帰ってしまった斗和…。



放置されてるあたし…。



歳のこととか考えてたから上の空だったよ、あたしが…。



気分悪くしちゃったよね…。



結婚はしたいよ!?



でもなんだかさっきの言い方じゃ愛がないよ…。



約束を果たすためだけの結婚ならしなくていい。



斗和もこれから教師1年目だし…。



まだ結婚しなくたっていい…。



したくないわけじゃない。



でももっと感動的なのかなって思ってたから…。



「はぁ…」



ため息をついて自分の家に帰った。



同棲するって話しも出たけど、家も近いし新婚生活って楽しみだから我慢してここまできた。



一緒にいすぎて愛が薄れちゃったのかな…。



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