年下の王様
先に来てた陽菜…。



陽菜、陽菜、陽菜~…。



「だ、大丈夫なの!?なんかあったの!?」

「死ぬ…陽菜に触りたかった…。俺の頭陽菜だらけでおかしくなってる…」

「は…い?」

「癒せ…」



無理矢理抱きしめた。



この感じが足りなかったから…。



なんかマジでおかしくなっちゃってて…。



心に疾患があるからかも…。



病院行きだ、マジで。



これってカウンセリング系だよなぁ~…。



「もう平気。じゃあな」

「待って!?今までのってなんだったの!?2週間もほっとかれたあたしって宮君のなに!?」

「はぁ?なに言ってんだ、お前。まぁいい。今日陽菜ん家いるから」

「待っ…わかったよ…」



一瞬で軽くなったな。



これで元に戻った。



「どこ行ってたんだよ!!なんかいつもと違うからかなり心配したんだけど!!」

「陽菜に会ったら治った。最近の俺、よくわかんねぇんだよなぁ~。陽菜に触ると治るってのも」

「どんだけ好きなんだよ…」



な、なにを?



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