年下の王様
まさか…。



「俺が陽菜を?」

「丸出しだろ…。女からの遊びは全部断るし。陽菜ちゃん病?」

「キモっ!!なんだよソレ!!」

「気付いてねぇの!?会いたくて死ぬ~、とか、頭ん中陽菜ちゃんだらけとか?そんな感じすんだろ!?」



するする。



なぜか陽菜優先に考えてるし!!



コクコク頷くと陽太に頭を撫でられた。



「お前、カワイイな」

「陽太の胸ポケに吐くぞコラ」

「ウソウソ!!でもよかったじゃん?好きな女できて」



『斗和にしたら快挙ってもんだろ~』



なんて言った陽太。



俺って陽菜が好きなんだってさ。



なんかちょっと納得してしまうかも…。



これって恋って物体?



おぉ、スゲー。



超気分いいかも。



早く陽菜に会いたくなって、午前で終わった学校の後、着替えて陽菜ん家に向かった。



勝手に入って冷蔵庫の中身と相談。



タマゴがいっぱいあるからオムレツ作ろう。



スープはトマト系がいいかなぁ~。



ウキウキしてる自分、怖いっス…。



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