永遠に結ばれた絆
「やめてよ!!」
・・・!?
悠香ちゃん・・・!?
「何よ、悠香、こいつのこと助ける気なの?」
「朋実ちゃんは私の友達だよ!友達だもん!助けるに決まってるよ!」
悠香ちゃん・・・。
ごめんね、ごめんね。
あたし、悠香ちゃんのこと友達だって言うだけで、何もしてあげられなかったね。
友達だったら、助けてあげるよね。
ひどいね、あたし・・・。
さっき、自分がいじめられるのが怖くて、悠香ちゃんのこと助けてあげられなかった・・・。
なんてあたしは最低な奴なんだろうと思うと、涙がぼろぼろ止まらなかった。
「おい!何やってるんだ!」
担任の先生が来た。
「やばっ。大丈夫です!ちゃんと掃除してますから!」
女子たちはあわてて掃除を始めた。