永遠に結ばれた絆

悠香ちゃんは給食当番だった。







さっきの女子たちは、悠香ちゃんの配ったスープは受け取らなかった。







「気持ちわる!転校生と一緒にいたやつが配るスープなんかいらないし!」







そう言って、スープを持った悠香ちゃんの手をはらった。







悠香ちゃんの服にスープがかかった。







悠香ちゃんは必死に涙をこらえているみたいだった。







でも、周りのみんなは無視・・・。







みんなの気持ちは同じ・・・自分を守るため。







ここで悠香ちゃんをかばったら、自分もいじめられる。







助けに行かなきゃ。







悠香ちゃんはあたしの友達でしょ?







それはわかっていても、体は動かなかった。







自分もいじめられるのが怖い。







私もみんなと同じだ・・・。





一緒にいじめてるのと同じだ・・・。







全然給食が喉を通らなかった。

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