夢の彼方
本当なら、今日はいったんホテルに行った後、兄夫婦のいる実家に行く予定だった。
あいさつを済ませたら母の墓参りに行き、翌日には信次の墓参りに行こうと。
その後はテレビ番組への出演と雑誌の取材が入っていたのだが、丸1週間はフルに休みで、子供たちとレジーと一緒にいろいろな所へ行きたいと思っていたのだが・・・・・。
ホテルにつき、レジーがルークと連絡を取り合っている間に、わたしは実家の兄と連絡を取った。
『優奈?今、ちょうどテレビ見てたんだよ。なんかすごいことになってたけど大丈夫か?』
「うん、こっちは大丈夫。それで、今日はちょっとそっちに行けないかもしれない。あの、そっちは大丈夫?なんか思ってたよりもマスコミとか来ててびっくりしちゃったんだけど・・・・・」
『お前、知らなかったの1週間くらい前からかな?もっと前からかもしれないけどすごいよ、テレビでお前のことやってて。日本で無名の女優がアメリカで成功してるとかって―――歳も本名も出身地もわからない、謎の女優だって。で、そのドラマが始まったらさらに盛り上がっちゃって。だけど面白いもんでさ、俺はもちろん知ってたけど、お前のこと昔から知ってるような人もあれがお前だって気付いてないんだから』
「え―――そうなの?」
『ああ。お前、おとなしい方だったし、子供のころの姿と今のドラマに出てるYUNAとじゃ、イメージに違いがありすぎて重ならないみたいなんだよな。こっちも、急にお前が有名になって来たもんだから言うタイミング逃しちゃって・・・・・。だから、こっちにはマスコミは一切来てないよ』
「ホント?よかった・・・」
わたしは、ひとまず胸をなでおろした。
兄夫婦や子供に、迷惑をかけているんじゃないかと気になっていたのだ・・・・・。
あいさつを済ませたら母の墓参りに行き、翌日には信次の墓参りに行こうと。
その後はテレビ番組への出演と雑誌の取材が入っていたのだが、丸1週間はフルに休みで、子供たちとレジーと一緒にいろいろな所へ行きたいと思っていたのだが・・・・・。
ホテルにつき、レジーがルークと連絡を取り合っている間に、わたしは実家の兄と連絡を取った。
『優奈?今、ちょうどテレビ見てたんだよ。なんかすごいことになってたけど大丈夫か?』
「うん、こっちは大丈夫。それで、今日はちょっとそっちに行けないかもしれない。あの、そっちは大丈夫?なんか思ってたよりもマスコミとか来ててびっくりしちゃったんだけど・・・・・」
『お前、知らなかったの1週間くらい前からかな?もっと前からかもしれないけどすごいよ、テレビでお前のことやってて。日本で無名の女優がアメリカで成功してるとかって―――歳も本名も出身地もわからない、謎の女優だって。で、そのドラマが始まったらさらに盛り上がっちゃって。だけど面白いもんでさ、俺はもちろん知ってたけど、お前のこと昔から知ってるような人もあれがお前だって気付いてないんだから』
「え―――そうなの?」
『ああ。お前、おとなしい方だったし、子供のころの姿と今のドラマに出てるYUNAとじゃ、イメージに違いがありすぎて重ならないみたいなんだよな。こっちも、急にお前が有名になって来たもんだから言うタイミング逃しちゃって・・・・・。だから、こっちにはマスコミは一切来てないよ』
「ホント?よかった・・・」
わたしは、ひとまず胸をなでおろした。
兄夫婦や子供に、迷惑をかけているんじゃないかと気になっていたのだ・・・・・。