夢の彼方
「ねえ、ママのブログにも載せようよ、写真。きっとたくさん見てくれるよ」
うきうきと楽しそうな里菜。
一緒に見ていた紗菜や瑠加も私の写真が載っているのを楽しそうに見てる。
信次が亡くなってからというもの、子供たちがこんなに楽しそうなのは初めてかもしれない。
―――こんなに喜んでくれるなら。
「―――一緒に秋葉原にでも行ってみる?」
と、わたしは言ったのだった・・・・・。
「―――すごい」
溜息とともに言葉が漏れる。
所狭しと並べられた服の数々。
女子高生とか、ナースとか、バニーガールとか。
なんのキャラクターだかわからないようなコスプレの服が数ええ切れないほど飾ってあって。
それを見ている人たちもまたいろいろなコスプレをしていて。
なんだか場違いな所に来てしまったみたいで・・・・・
それでも物珍しくてきょろきょろと見て回る。
時折里菜や紗菜が『ママ、これ着てみて』なんて言いながら服を持ってくるけれど。
『それは何?』
と思わず首を傾げるようなものばっかりで―――
結局、紺のワンピースに白いエプロンの付いたごく一般的なメイド服と、子供たち用にアニメキャラクターの服を何点か買い、その日は帰ったのだった・・・・・。
うきうきと楽しそうな里菜。
一緒に見ていた紗菜や瑠加も私の写真が載っているのを楽しそうに見てる。
信次が亡くなってからというもの、子供たちがこんなに楽しそうなのは初めてかもしれない。
―――こんなに喜んでくれるなら。
「―――一緒に秋葉原にでも行ってみる?」
と、わたしは言ったのだった・・・・・。
「―――すごい」
溜息とともに言葉が漏れる。
所狭しと並べられた服の数々。
女子高生とか、ナースとか、バニーガールとか。
なんのキャラクターだかわからないようなコスプレの服が数ええ切れないほど飾ってあって。
それを見ている人たちもまたいろいろなコスプレをしていて。
なんだか場違いな所に来てしまったみたいで・・・・・
それでも物珍しくてきょろきょろと見て回る。
時折里菜や紗菜が『ママ、これ着てみて』なんて言いながら服を持ってくるけれど。
『それは何?』
と思わず首を傾げるようなものばっかりで―――
結局、紺のワンピースに白いエプロンの付いたごく一般的なメイド服と、子供たち用にアニメキャラクターの服を何点か買い、その日は帰ったのだった・・・・・。