夢の彼方
「もしわたしと一緒に来てくれるのなら、向こうでのあなたの生活は保障するよ」


ルークが言った。


「もちろん家族全員で安心して暮らせる環境を約束する。子供たちの学校のことも。わたしは―――君にかけたいんだ」


どう見ても真剣なルークに。


あたしは戸惑うばかりで―――


だけどそんなあたしの背中を押したのは、レジーだった。


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