夢の彼方
「ママー、これどうかなあ」
そう言いながら、里菜が一着の衣装を手にやって来た。
わたしの目の前で広げられたのは、不思議の国のアリスに出てくるトランプの兵隊の衣装だった・・・・・
3人分の衣装を持ってレジで会計していると、里菜が不思議そうにわたしを見た。
「ママは買わないの?」
「うん。ママは持ってきてたのがあるから」
「え?向こうで着てたコスプレの?あれ着るの?」
「着たことないやつ。さすがに、あれ着るのはちょっと勇気がいるなあと思ってて。でも、ハロウィンなら大丈夫かなって
」
「そんなのあったっけ??」
首をひねって考える里菜を無視し、わたしは会計を終えると店を出た。
「あ、待ってよママ、どんな衣装か教えてよー」
「まだ内緒。何着か考えてるから、見ながら決めようと思って」
その言葉に。
子供たちは目を瞬かせながら、顔を見合わせたのだった・・・・・。
そう言いながら、里菜が一着の衣装を手にやって来た。
わたしの目の前で広げられたのは、不思議の国のアリスに出てくるトランプの兵隊の衣装だった・・・・・
3人分の衣装を持ってレジで会計していると、里菜が不思議そうにわたしを見た。
「ママは買わないの?」
「うん。ママは持ってきてたのがあるから」
「え?向こうで着てたコスプレの?あれ着るの?」
「着たことないやつ。さすがに、あれ着るのはちょっと勇気がいるなあと思ってて。でも、ハロウィンなら大丈夫かなって
」
「そんなのあったっけ??」
首をひねって考える里菜を無視し、わたしは会計を終えると店を出た。
「あ、待ってよママ、どんな衣装か教えてよー」
「まだ内緒。何着か考えてるから、見ながら決めようと思って」
その言葉に。
子供たちは目を瞬かせながら、顔を見合わせたのだった・・・・・。