バカみたいに好きだった

クラス表を見ているとどこかで聞いたことのある声が聞こえた。


「結芽っ!!」

振り向くとそこには親友のマホが手を振っていた。

「マホっおはよう!」

マホはとてもかわいい、うらやましいくらいかわいい。時々隣に並んで歩いていると悲しくなってくる。
パッチリした目にスラッと長い足、完璧すぎる。
あたしはチビだし…


「結芽は何組??」

マホにそう聞かれてハッと思い出した。

「そうだっまだ見てない!」

クラス表を確認すると、1年2組のところに名前が書いてあった。

「あったぁ〜あたしは2組だ、マホは何組なの?」


「あたしは4組だよ!離れちゃったね…でも結芽ならすぐ友達できるよっ」


マホはそう言うけど正直不安でしょうがない。

「ぅん…マホと一緒じゃなくて残念だけど、あたしがんばって友達作るね!お互いがんばろう!!」
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