禁断の恋
ピンポーン
チャイムが鳴る。
ガチャ
扉が開く。
もう逃げられないと、
知らせるように。
恐怖の扉が開いた。
「亜美?」
ニコリと微笑ませた優輝が・・・
「やぁ」
わたしに近づく。
「ひっ・・・」
「大丈夫だよ、あの時のようなことはしないよ。優しく・・・触れるから・・・」
覚悟は決めたものの、
やっぱり怖くて
「いやっ・・・やだ・・・」
拒否をし続けるわたしがいる。
「なんでいやなの??俺等は・・・」
「やっぱりっ・・・駄目!!!!!」
こんなこと簡単にしちゃいけない。
逃げなきゃ。
逃げなきゃ・・・
「やっぱり駄目だよ!!」
「なんで・・・」
悲しそうな瞳をして
優輝はわたしの
頬に触れてきた。
「触らないで!!」