禁断の恋

諦めかけたとき



バンッッッ



「なんだ?!」


玄関の扉が

荒々しく開いた。

希望の光が・・・

見えた。


「亜美!!!!!!!」

「ふぇぇっ・・・司っ・・・」

「なんでだ?!亜美!!俺をハメたな!!!」


混乱する優輝を

司は


「どけよ!!!!!」


殴って

わたしの上から

退かせた。


「司っ」

「何も言うな」

「ごめん・・・ごめんね・・・」

「分かってる。分かってるから。」


力いっぱい抱きしめてくれた司。

こんな汚いわたしを

抱き締めてくれるの??


「司、邪魔だよ、これから俺等は結ばれるんだ」

「何言ってやがる!!」


司がわたしから離れて、

優輝の目の前に立つ。


「亜美は渡さねぇ。絶対に。」

「でも、もう俺等は1回結ばれたんだよ」











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