禁断の恋
震える指で
警察へと電話かける。
「あの・・・今すぐっ来て・・・助けて!!!!!」
<<あの、どうかされましたか??>>
「包丁・・・持ってる・・・助けて!!!!!」
それだけ伝えて
電話を切る。
「亜美・・・司の始末が終わったら次は、君だよ」
「ひっ」
「大丈夫。司は始末なんてされない。司の次は俺だね」
「遊君??」
「司がくたばったら俺が開いてするから、大丈夫。」
何を言ってるの??
遊君が犠牲になるの??
「だめっ・・・」
「亜美ちゃんは必ず守る」
「遊君っ」
「司との約束は守るからさ」
遊君は柔らかく微笑み
司の方を真剣な瞳で見つめた。
「優輝、ほら来いよ」
「うわぁぁぁああ!!」
「司っっっ!!」
司は優輝の手首を
捻って包丁を床に落とした。
「俺には勝てねぇよ」
「くっそ・・・」
実力的に司が上だった。
「亜美!」
司がわたしを抱き締める。