禁断の恋
「遊と姫香には迷惑かける。ごめん。でも今回だけは協力して欲しい。頼むっ・・・」
この2人がいなきゃ
俺も亜美も駄目だ。
「何改まってんの?答えはYESに決まってんじゃん。腐れ縁の司君♪」
「さすが腐れ縁の遊。」
「毎日見舞いにカルピス持ってこい、そしたらなんだって協力してやる!」
カルピス大好き男だな。こりぁ。
「了解。」
「こんなとこで油売ってんじゃねぇ!!亜美ちゃんとこ・・・行け」
「了解。」
手を振りながら歩く。
どこまでも俺の背中を押してくれる。
ほんといいやつ・・・
「俺と遊の糸は切れそうにないな・・・」
空を見上げれば
綺麗な夕陽が俺のことを照らした。
「俺が必ず、助ける」
夕陽に誓って、
俺は歩き出す。
「触れないように我慢しねぇとな・・・」
笑みを少し零す。
『あの!』
「ぁ??」
俺に声をかけてきたのは
セミロングで茶髪。
目は・・・でかいのか??
一言で言えば
タイプじゃない。
亜美には完璧に負けてる。