禁断の恋
俺の両親が俺を産んだのが
間違いだった・・・のか??
「司?」
いつの間にか上手く
息なんて吸えてなかった。
悶えて苦しんで、
みんなの痛みに近づきたくて。
「司?!?!」
亜美が大きく俺を揺さぶる。
「ふぇっ・・・司っ?!」
「もう・・・泣くなよっ・・・もう縛るものなんて・・・何も・・・ねぇんだぞ??」
「喋らないで!!きゅ・・・救急車っ・・・」
俺は倒れこみ
上手く息のできなくなった首を
強く強く掴んだ。
「今救急車来るから・・・っ」
「もぉ・・・いいんだ・・・」
俺の意識はプツンと途切れた。
真っ暗な闇に飲み込まれた視界。
もうこのまま光なんて
見なくていい。
浴びなくてもいい。
このまま俺を眠らせて。
全て終わらせて。
終止符を打たせて。
もう・・・
俺に構うなよ・・・
ほっとけよ・・・