禁断の恋
翔に近づくな。
とでも言っているかのような
殺意すら見えてしまうような
睨みつける瞳をわたしに向けた。
『失礼しましたぁ~』
気持ち喋り方で病室を出て行った。
「こわっ・・・」
なにさっきの目は~っ
「これで外出できる♪」
「できる♪・・・じゃなくてーっ、まだ決まってないんだから」
「どこ行こーかな~♪ずっと病院だったし、買い物もしてーな、上手いもん食いてえ。あ・・・」
やりたいことを
ポンポン言う翔。
ほんとに楽しみみたい。
「亜美は俺とどこ行きたい??」
「翔と?」
どこだろう・・・
「わたしはぁ・・・」
「うんうん」
「翔とならどこでもいいかな♪」
沈黙が流れる。
「・・・え、わたしなんか変なこと・・・」
言った・・・かな??