禁断の恋
「スースー・・・」
寝息をたてる亜美。
「亜美・・・」
前髪を撫でて、
そっと抱き締める。
「・・・もう泣かせねぇ・・・」
「ん・・・・・・翔?」
ゆっくり亜美が起き上がった。
「翔??どうした・・・あ、わたし寝ちゃってた・・・」
「おはよ・・・」
強く強く優しく抱きしめると
「どおしたの?」
亜美も背中に腕を回した。
「翔??」
「亜美・・・俺が傍にいちゃ駄目か??」
「え??」
何・・・言ってんだよ・・・
亜美困ってんじゃん。
今のタイミングって・・・
「いきなりどーしたのぉ?クスクス」
俺の腕の中で静かに綺麗に笑う亜美。
「亜美を支えたい。」
「えぇ?もぉー・・・クスクス」
俺が冗談を言っているとでも思っているのだろうか?
「俺本気なんだけど。」
「え・・・??」