禁断の恋
ルールは全然分からない。
でも真ん中が1番いいのは知ってる。
「翔、頑張って!!」
「当たり前♪」
シュっと放たれて、
見事に
「真ん中・・・」
「よっしゃぁ♪」
『うっわー最悪!!』
わたしに向かってピースサインをする翔。
あまりにも無邪気で
可愛くて
見守りたくなってしまうような
母性本能をくすぐられる。
「かっわいい・・・翔ったら・・・」
クスクス1人で笑っていると
『隣いい??』
声をかけられた。
「はい、どーぞっ」
すごくすごくクールそうで。
冷静さのオーラが漂っていた。
『なんで翔を選んだ?』
「え?」
『選んだ理由。』
「翔優しいの、暖かいの。全てを包みこんでくれた。嫌なこと全部受け止めてくれた。」
全部ほんとのこと。
翔には助けられたよ。