禁断の恋
「はいはい。翔の女だったらしょうがねーな」
「まったくぅ~・・・」
たばこを片付けてくれた海斗くん。
マジマジ顔を見れば
この人も美青年。
「何・・・」
「あ、いや・・・よく顔見てなかったな~って思って」
「顔なんて・・・どうでもいいだろ」
「そーかな?その人の目を見れば分かるよ。優しい人だとか、心の奥底は冷たい人だとか。」
目を見れば
全てが分かるんだよ。
わたしは。
「俺はどんな人?」
「さり気な~く優しい人。」
「さり気なくって・・・」
海斗くんってそんな感じなんだもん。
「亜美~~!!!」
「翔っ」
「なんか飲む??」
「うーんとぉ・・・」
「酒はぁ??」
「なっ・・・」
駄目でしょ・・・
お店の人に怒られちゃうよ??
「この店の店長、海斗のおじさんなんだぜ?」
「えええええっ海斗くんの?!」
「海斗のおじさん、店開くの夢だったんだって」
「へぇ~・・・」
でもこの店・・・
ダーツとかビリヤードとか・・・