禁断の恋
「で、何飲む?」
「お酒以外なら・・・」
「じゃー・・・俺がオススメ持ってくるなっ」
「ありがとうっ」
翔はカウンターの方に行き
何かを頼んでいた。
「司に・・・メール忘れてた・・・」
「司?」
海斗くんがその名前に反応した。
「知り合いなの、メールしたほうがいいのかな・・・」
どうしよう。
迷惑がられたら
ムナしいだけ・・・
「迷ってるんなら送らなきゃいい」
「え。」
「今日はイブ。悩み事なんてしてたらつまんねぇよ??」
ドクンと心が大きく揺らいだ。
「そーだね・・・いっか!!」
悩み事なんて無意味だ。
「亜美ー!!お待たせ」
「翔!!ありがとぉ!」
ピンクの液体が入ったグラス。
なんだろ・・・
ゴクリ
1口飲むと
「甘ぁ~い・・・」
甘い桃の味が広がった。