禁断の恋
「ママ!!!」
電話越しでも分かった
ママの声。
<<久しぶり、元気??>>
「うん!!ママどうしたの??」
<<ちょっと声が聞きたかっただけよ>>
優しい口調のママ。
涙が出そう。
「そっかっ。」
<<なんか隠してるわね??焦ってる>>
「え。そんなことっ・・・」
<<亜美を産んだママだから分かるのよ?いいなさーい>>
「あ、あのね・・・」
今言ったら・・・
あ、そーだっ
「今度ママとパパに会いに行くわ」
<<え、いいけど・・・>>
「その時に言う!!」
<<約束よ~??>>
「うん!!」
<<じゃぁいつでも来てね、パパに言っておくから>>
「は~い」
<<じゃ、仕事に戻るわね。>>
「うん、バイバイ」
電話を切ると
ほっ。
っとため息が出た。