禁断の恋

「耳を見れば分かるわよ。ﾏﾏ目いんだから」


穴が・・・空いてる。

バレバレじゃない・・・


「ま、亜美を大事にしてくれる人ならﾏﾏは大歓迎よ」

「ﾏﾏ・・・」

「お孫ちゃんだってﾏﾏ欲しいもの♪」

「お・・・お孫・・・」

「早く作ってよね～」


そ・・・それって・・・


「ﾏﾏは翔君と結婚するのは賛成よ。」

「ﾏﾏッ・・・」

「司と何かあったんでしょ?」



ドクン




聞いて欲しくないな・・・


「あのね・・・」

「亜美にもいろいろあるのよね。分かってるからね。大丈夫よ。」


ﾏﾏはいつでもわたしの味方だった。

いつでもどこでも。

何があっても。


「ﾏﾏありがとぉ・・・」

「泣くのは早いわよ?ﾊﾟﾊﾟが承諾しないとなんだからね」

「うん・・・」



わたしは1人でも理解者がいてくれれば

それで満足だよ。

味方が1人でもいてくれたら

わたしはそれで・・・