禁断の恋
「俺の花嫁様は泣き虫だな」
「だってー・・・」
2人で話していたら
ゴホンと咳払い。
「っとっとと・・・」
正直言うと
周りの音
大事な愛を誓いますか?
なんて聞こえない。
わたしには
・・・翔の声しか聞こえない。
「誓います。」
翔が強く強く言った言葉の後に
静かに静かに
「ぜってー誓う」
そう言った。
あ、涙腺がっ・・・
涙を堪えながら
「誓いますっ」
永遠の愛を誓った。
指輪の交換。
「あ、入った。入ってよかったー」
「ピッタリ」
「亜美指細いからブカブカだったらどーしよーかと思った」
誓いのキス。
わたしの顔を隠していたベール。
翔がゆっくり上げて
「心の準備はいいですか?花嫁様」
「ええ。もちろん。」