禁断の恋
「おい、まだ買うのかよ?!?!」
「んとねー次はぁ・・・」
「って聞け!!!!!」
もう荷物なんて持てねぇよ!!!
「ごめんごめんっ、じゃぁもう帰る??」
そう言われると・・・
「別にまだいいけど・・・」
「よかったぁ」
両手を合わせて微笑む姉貴。
「司は何か欲しいものある??」
「は??」
予想外の展開に俺は荷物を落としそうになる。
「あったら言って!!わたし買ってあげる!!」
「別にいい」
「そんなこと言わずに!!ほらほら」
「・・・香水・・・かな」
本音を言えばマジで香水欲しい。
愛用してた香水無くなって困ってた。
でも金無かったから買えなかった。
「お姉さまに任せなさい!!」
「別にいいっつってんじゃん」
「いいっていいて、今日付き合ってくれたお礼ってことで♪」
どこまでも姉貴は自分の考えを突き通そうとする。
結局俺は姉貴の圧力に負け、香水を買ってもらった。
「ありがとな」
「いえいえ♪ちゃんとつけてよね~っ」
「了解」
「つけないと没収です!!」