禁断の恋
予測は確信へ
そこらへんにあった喫茶店に入り、
個室を用意してもらい、
その個室へと家族全員で入る。
「何か頼んでもいいぞ」
「・・・」
親父は俺にメニューを見せてきたが
俺等にはそんなくだらないことに
付き合っている時間など費やしてない。
「んなことどうでもいい。早く話せ」
「・・・分かった。」
重い空気がさらに重く感じた。
「お前等2人は本当に綺麗な顔になった。」
「だからなんだよ」
「2人に言わなきゃいけないことがある。ずっとずっと言おうとしてたが時間ばかりが過ぎて話せなくてすまなかった。」
俺等に言わなきゃいけないことってなんだよ。
不吉な予感ばかりが俺の心を覆う。
「亜美と司は、血など繋がってはいない。」
は・・・??
血が、繋がって・・・ない??