禁断の恋
「きっと司カッコいいからだね!お・・・お祝いしなきゃ!!」
「亜美・・・??」
「ほら、帰ろっ」
俺の手を引き
家に帰る。
亜美の背中を見てると
芸能人なんかにはなれない。
そう心が俺に訴えかける。
でも興味がある。
やってみたい。
その心がざわめく。
「亜美??」
「ん??何か食べたいものあるの??」
「いや・・・別に・・・」
「変な司~」
なんで聞かない?
見学に行くの??
って聞かないのか??
「カッコいい彼氏持ったわたしって幸せ者だったりして~~っ♪」
なぁ無理するほど
苦しいか??
作り笑いして・・・楽しいか??
「お腹減ったでしょ~っ?」
「・・・」
「頑張って作るから!待っててねっ」
その場に立ち尽くすしかできなかった。
それしか俺にはできなかったから。