禁断の恋
「つっっっっかさ~~~~~っ!!!!!」
「うるせぇ!」
「いいじゃん、いいじゃん♪来てやったのによぉ~」
そう言って俺に抱きついてくる遊。
「離れろ!!座れ!!」
「・・・へ~いっ・・・」
暑苦しいモノが離れた時
コンコン
ノック音がした。
「亜美たん??」
「亜美たんってなんだよ」
「いやーあだ名?」
亜美たん・・・
たん・・・
もっといいあだ名つけろよ・・・
「お邪魔します、飲み物持って来たよ」
「ん・・・」
「ありがとうでしょ!!司!!素っ気無い返事は駄目です!」
隣で遊がギャーギャー騒ぐ。
亜美は遊の唇に人差し指を置いて
「遊君・・・しぃー」
と宥めるように甘い声で言うと
「亜美たん・・・それ反則だぜ??」
遊はそう言いながら静かになった。