禁断の恋
「司は司でいいんだよ。悩むことなんて何もねぇだろ」
「・・・俺・・・」
遊の言葉が
俺の心に
入り込む。
色を取り戻すように、
息をするように
俺の心は
1つの決心しかなかった。
「俺行くわ」
「あ・・・」
「何?」
遊がポツリと呟いた。
「走れ。今ならまだ間に合う。」
「間に合う??」
遊は俺の腕を強く掴み、
「全力で走れ、お前なら・・・亜美たんを助けられる。」
「分かった」
俺は遊の家をを飛び出し、
自分の家へ走った。
「俺が・・・守るっ・・・」
俺が家に着いたのは
10分後。