私の愛した先生。【完】
そして美術室のストーブも同じ。
特に美術室のストーブの周りは人がたくさん通るからぶつかりやすい。
私が2か所も焦がしてしまったのはこの美術室のストーブのせいだ。
わたしは銀色のパイプを見た。
「先生~この焦げやばくないですか?」
私の目の前には今まで見たことがないくらい大きな焦げ目。
これはジャージが真っ黒…、ていうかやけどしたんじゃないの?
ってくらいひどかった。
「そうだー。それ俺のジャージ」
そう言って苦笑いする先生。
「え?!」
私が驚くと先生は私に説明してくれる。