私の愛した先生。【完】





「おいっ、そこ見てみろ」




ふいに先生が車を止め私の窓のほうを指差した。




「わぁ~」




そこには綺麗に飾られたイルミネーションの数々。


こんなにきれいなイルミネーション今まで見たことがあっただろうか?




「綺麗ですね?」


「だろっ?」




先生はどこか得意げな口調でもしかしたらこれを見せたくて遠回りしたんじゃないかと思った。




「本当に…綺麗ですね…」




私はイルミネーションをもう一度見て呟くようにそう言った。





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