私の愛した先生。【完】





「どうした…?」




先生が私の顔を見て悲しい顔をする。




「どうしたって…どうしたんですか?」




先生こそそんな顔して


私の顔になんかついているのだろうか?




「悲しい顔してるぞ」


「そうですか?気のせいですよ、あはは…」




私はなんとなく自分の顔が想像できた。


嬉しいはずなのにどこか切なくて…


私の感情は気を抜くとすぐに顔に出る。


特に悲しい表情は…。




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