私の愛した先生。【完】
でもいつまでもこうしているわけにはいかない。
私は意を決して布団から目だけだし
「お、起きてます…」
そう言った。
目だけ出したのは赤い顔を先生に見られたくなかったからで
決して狙ってやったとかそういうのじゃない…
「起きてたのか…大丈夫か?」
先生が心配した目で私に聞いてくる。
本当は喜んじゃいけないのかもしれないけど
自分を心配してくれているという事実がただたんに
私には嬉しくてしょうがなかった。