私の愛した先生。【完】





家に帰ると思いだすのは放課後のこと。


私はほかの生徒より先生と2人きりになる回数が自分では多いと思っている。


だから今日も嬉しすぎて気づくと顔がにやけてしまう。




「好きなんだな…」




思わずこぼれる独り言。


でも絶対に叶わないそう思っているからとても切なくなる。


たまに小説みたいに先生も私を好きになって…


とか考えてみたりするけど


紀之先生はきっと私を好きにはならないと思った。


好きでもきっとLIKE。


そして今がきっとそのLIKEの段階だと思う。


それに私にはもう一つ大きな壁があった。





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