私の愛した先生。【完】






そして私は何も言うことができなくなり


その言葉を必然的に肯定することになってしまった。


それでも何か言おうと思った私は



「えっ…「ガラッ




言葉を発したのだけれどその言葉はドアの開く音によってかき消された。




「明大丈夫か…?」




入ってきたのは担任の近藤先生。




「大丈夫です」


「ならいいけど、今日は帰りどうする?」


「帰りですか?」




別に普通に帰れるけどこういう場合一応迎えよんで様子見たほうがいい?


てか、そもそも親に私が倒れたっていう連絡は入っているのかしら?


とりあえず私は




「どうしましょう?」




それしか言うことが出来なかった。







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