私の愛した先生。【完】






結局、私はこれ以上は聞かないほうがいいと思い何も言い返さなかった。


しばらく無言が続き先生が




「帰るか…」




そう言ったので私は




「はい…」




静かに返事をしまもなくして車は発進した。


帰る途中に先生が何かを思い出したかのようにいった。




「今日のことはみんなに秘密な?」


「もちろんですよ!!私のも秘密にしてくださいね」




今は笑える状態じゃなかったけど私は無理にでも笑おうと必死に笑顔をつくる。


私、今ちゃんと笑えているだろうか?






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