私の愛した先生。【完】






「そう?じゃあ紀之先生にお願いしてみる?」




そう聞かれ一瞬、えっ?と思う自分。


もともと練習があったはずなんだからお願いするほどのことなんだろうか?


すこし疑問には思ったものの私は




「はい」




そう言ってうなずく。


先生は私の返事を聞き立ち上がると




「紀之先生面接終わったかな?少し見てくるからちょっと待ってて」




そう言って隣の部屋につながるドアをノックして


ドアを開けると




『今まだ終わっていないのでちょっと待っていてください』




そんな声がしてとりあえず終わるのを待つことにした。





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