私の愛した先生。【完】
先生はにっこり笑うといつもとは違う口調で
「いいですよ!」
そう言ってくれた。
私はホッとして思わず笑ってしまう。
笑うな自分!
そう自分に突っ込んだ後に
「お願いします」
私は先生にあらためて頭を下げた。
「こちらこそ」
先生はそう言ってニコッと笑う。
その顔に私はドキッとして体温があがっていくのがわかった。
その後、大嶋先生が私の面接の悪いとこだけを先生に伝えるものだから
少し焦りながらも明日の日程を確認しその日はそのまま家に帰った。