私の愛した先生。【完】
「先生…今日はありがとうございました!」
「こちらこそ」
「そこ先生が言うとこじゃないですって(笑)。むしろ迷惑でしたよね?」
「まぁね…」
「えっ…」
冗談のつもりで言ったのに…
私が今にも泣きそうな顔をすると先生ククッと笑って
私の頭をバシッと叩く。
「えっ…追い打ちですかっ」
「冗談だし(笑)やっぱりおもしろいな明は」
先生はそう言いながらさっきとは違って
満面の笑みで私の顔を見る。
私は急に恥ずかしくなって
「からかわないでください!」
先生とは反対の方向をみた。