私の愛した先生。【完】





「意味分からない…」




私はそう呟いて手紙を再びポケットにしまう。


謝って欲しくなんかないのに…


それに謝るんだったら話がしたいんなんて言わないでほしい。


てか話がしたいって言ってもこれじゃどこに行けばいいかわからないじゃない!


私はなんだかイライラしてそのまま机に突っ伏す。




「はぁ~」




先生が何をしたいのか私にはわからない。


先生は私をどう思っているの?


生徒?


それとも…




ガラッ




突然ドアが開いて担任が入ってくる。


あぁもうチャイム鳴ってたんだ。




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