私の愛した先生。【完】
先生と私
あっという間に次の日はやってきた。
私は放課後が待ち遠しいような待ち遠しくないような
そんな複雑な心境で学校に向かった。
「よく考えたら今日授業あるじゃん…」
授業道具を準備しているときに気づいた。
今日はよりによって美術がある。
「そのときに場所聞こうかな…」
放課後職員室に行く勇気もないしどうせ聞くならそのときしかない。
私は先生を避けるのはやめて
自分の気持ちに素直になることにした。
「それが後悔しないために必要なことだもんね…」