私の愛した先生。【完】
先生…
お願いだから何かしゃべってください。
いくらなんでも気まずすぎる…
美術の時間が嘘だったかのように2人の間に
気まずい空気がどことなく流れていた。
「あっあの!」
結局私はこの空気に耐えきれず、意を決して先生に話しかける。
「あの…それでお話って?」
「あっあぁ…その、もうわかってると思うがこの前のことでな」
この前のことってやっぱり面接練習の日のことだよね?
私は何も言わずにコクっとうなずく。