私の愛した先生。【完】





「意味はないんですか…」


「あぁ…」


「まぁそんなことだと思ってましたよっ…」




私はこのままだと泣いてしまいそうだったので


無理にでも笑って見せる。




「明…」


「先生…他の生徒にはそんなことしちゃダメですよ?みんな勘違いしちゃいますから」


「あぁ…すまない」




なんども謝る先生。


だから謝らないで…


本当に自分がみじめになる。


一瞬でも幸せを夢見た自分が・・・




< 174 / 345 >

この作品をシェア

pagetop