私の愛した先生。【完】





「脈はるのかな…?」




去っていく先生の車を見ながらつぶやく。


少なくとも先生が私のことを嫌いじゃないことはわかる。


そして他の生徒よりも気に入ってくれていることも…




「先生…先生は私のことどう思っているの?」




結局私は一番聞きたかったことが聞けなかった。


本当は今日はっきりさせたかったのに


先生は答えてはくれなかった。


というより聞かせてくれようとはしなかった。




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